住友ベークライト、第30回日本ゴム協会賞を受賞

2018年07月27日(金曜日)

 住友ベークライト( https://www.sumibe.co.jp )は、日本ゴム協会より、「超高引裂き強度を有する透明シリコーンゴムの開発」で第30回日本ゴム協会賞を受賞した。受賞者は、同社先端材料研究所 岡田 潤氏・佐藤 基氏と、R&D企画推進部 妹尾政宣氏。

受賞式で、左から、日本ゴム協会 高田十志和会長、
住友ベークライト 佐藤 基氏、妹尾政宣氏

 受賞テーマは、電子、車両、医療等の幅広い用途で用いられているシリコーンゴムの引裂き強度の弱さを改良すべく、同社がこれまでプラスチック製品の開発で培ってきた樹脂設計・フィラー複合化技術を駆使することにより、幅広い硬度範囲で世界最高レベルの引裂き強度を有する透明シリコーンゴムの開発に成功したもの。

 同社ではまた、この高引裂きシリコーンゴムをベースとした応用製品として、ベースコンパウンドだけでなく、柔軟伸縮配線用絶縁/導電ペースト、マイクロメートル厚みの透明フィルムの開発など、これまで強度が不足することで適用の難しかった新たな用途での適用を進めている。