セイコー・イージーアンドジー、ソフトマター評価に最適な水晶振動子測定システムを開発

2019年10月10日(木曜日)

 セイコー・イージーアンドジーは、微少な重量変化を共振周波数、粘弾性変化を共振抵抗として同時に測定が可能なアドミタンスの周波数特性の測定にも対応した水晶振動子測定システム「QCM922A」を開発した。従来の9MHz水晶振動子に加え、30MHzまでの高感度測定、10msでの高速測定が可能。

QCM922A

 タンパク質などの生体高分子間相互作用の測定、高分子の形成や分解のリアルタイムモニター、EQCMによるリチウムイオン二次電池の評価、界面活性剤による洗浄性の定量評価など、広範に使用できる。

 主な特徴は、①5~30MHzの共振周波数を10ms間隔、0.01Hz分解能で測定②他励発振式の測定で共振周波数と共振抵抗を同時に測定③アドミタンスの周波数特性の測定機能を標準搭載④スタンドアロンやポテンショスタット接続のEQCM測定に対応、など。