“やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」の第5号となる2018年8月号が8月6日に小社より発行された。
今号の特集は「ソフトマターの分析・解析技術」。同特集では、小角中性子散乱(SANS)法や核磁気共鳴(NMR)法、さらには走査型透過X線顕微鏡(STXM)などによる固体高分子形燃料電池の電極微細構造の解析や、動的粘弾性法や動的光散乱(DLS)法を用いた高分子ハイドロゲルの架橋構造解析、分子シミュレーション手法によるソフトマター界面の解析について、それぞれ事例を紹介する。また、ソフトマターを用いたベアリングなどの可動部品について、金属部品の代替を可能にする耐久評価試験や、さらに試験データセットを活用したIoT化などについて紹介する。
特集:ソフトマターの分析・解析技術
◇PEFC電極作製プロセスと電極微細構造および性能の相関について・・・トヨタ自動車 雨宮 一樹、東京大学 柴山 充弘
◇動的粘弾性法およびDLS法を用いた高分子ハイドロゲルの架橋構造解析・・・東レリサーチセンター 大田 玲奈
◇ソフトマター界面のシミュレーション・・・兵庫県立大学 鷲津 仁志
◇モーション・プラスチック製品の性能・寿命試験とIoT化 ・・・イグス 北川 邦彦 氏に聞く
連載
Cover Story・・・自動車におけるサーモモジュールの適用が拡大
ソフトマターの豆知識 第3回 ゲルの膨潤・・・山形大学 古川 英光
Newsトピックス
矢野経済研究所、2018年CNF市場調査を実施
やわらか3D共創コンソーシアム、第1回合同部会を開催