「3Dフードプリンターでよみがえる!?古生物レストランメニューコンテスト」が開催

2023年12月12日(火曜日)

 「知的やわらかものづくり革命」プロジェクト(研究代表者:山形大学 古川英光教授)は12月9日に東京都江東区の日本未来科学館で、古川研究室で開発した3Dフードプリンターで古生物をモチーフにしたメニューをつくる企画「3Dフードプリンターでよみがえる!?古生物レストランメニューコンテスト」を開催した。

古生物レストランメニューコンテスト 開催の様子 月刊ソフトマター メカニカル・テック社
開催の様子

 

古生物レストランメニューコンテスト 3Dフードプリンターのデモ 月刊ソフトマター メカニカル・テック社
3Dフードプリンターのデモ

 

 コンテストでは、以下の古生物新メニュー7レシピが披露された。

No.1 ディレクションズ「古生代の地球スイーツ」
No.2 森永乳業「古生物の船盛」
No.3 日清オイリオグループ「古代裸子植物 エネルギーの実」
No.4 ユシロ化学工業/Mizkan Holdings「食べられる微化石~トリブラキディウムの不思議な器にのせて~」
No.5 ワタミファーム「~hana~」
No.6 ハウス食品グループ本社「フォスフォロサウルスのクッキー」
No.7 大和製罐「ピカイアの蒸し焼き」

 当日はまた、サイエンスライターの土屋 健氏と古生物学者の芝原暁彦氏による練り歩きでの解説も行われた。

 来場者による「食べてみたい!投票」の結果、1位にはディレクションズの、アンモナイトと古生代の両生類ディプロカウルスをほんのり甘いデコレーションケーキの材料でつくった「古生代の地球スイーツ」が輝いた。続く2位にはユシロ化学工業/Mizkan Holdingsの、微化石スナックが切ってもくっつくウィザードゲル製の古生物の器にのせられた「食べられる微化石~トリプラキディウムの不思議な器にのせて」が、3位にはハウス食品グループ本社のフォスフォロサウルス(ウミトカゲ類)をモチーフとしつつ怖い見た目を可愛くアレンジし曲線を美しく造形することを目指した、サクサク食感の甘いクッキー「フォスフォロサウルスのクッキー」が受賞した。

古生物レストランメニューコンテスト 1位のメニュー:ディレクションズ「古生代の地球スイーツ」 月刊ソフトマター メカニカル・テック社
1位のメニュー:ディレクションズ「古生代の地球スイーツ」

 

古生物レストランメニューコンテスト 2位のメニュー:ユシロ化学工業/Mizkan Holdings「食べられる微化石~トリブラキディウムの不思議な器にのせて~」 月刊ソフトマター メカニカル・テック社
2位のメニュー:ユシロ化学工業/Mizkan Holdings「食べられる微化石~トリブラキディウムの不思議な器にのせて~」

 

古生物レストランメニューコンテスト 3位のメニュー:ハウス食品グループ「フォスフォロサウルスのクッキー」 月刊ソフトマター メカニカル・テック社
3位のメニュー:ハウス食品グループ本社「フォスフォロサウルスのクッキー」