第7回ロボデックスが開催

2023年02月22日(水曜日)

 「第7回ロボデックス ロボット開発・活用展」が1月25日~1月27日、東京江東区の東京ビッグサイトで開催された。ソフトマター関連では以下のような出展があった。 

 DICは、ロボットにおける独自のポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂「DIC.PPS」をベースにした、製品ソリューションや材料ソリューション、設計ソリューション、評価ソリューション、試作ソリューションなどを提示した。

DICブース

 DIC.PPS は200℃以上で連続使用が可能な耐熱性、広い温度領域での高い剛性と強度の保持、UL─V0ランクの難燃性、広範な環境条件における優れた寸法安定性、優れた耐薬品性、高温、多湿、高周波のもとでの高度な電気特性など多くの特徴を有し、複雑形状の高精度成形を可能とする。

 ブースでは製品ソリューションとして、このDIC.PPSを用いて射出成形によって立体的にめっき配線を形成する MID(Molded Interconnect Device)工法で位置センサ、接触感知センサ、圧力センサなどの3次元実装部品を一体化した多機能ロボットハンドを提案した。食品などやわらかいワークを感知できる可能性がある。

 また、材料ソリューションとして遊星歯車を金属製から樹脂化することで約80%の軽量化、グリースレス、環境負荷低減、丸洗い、静音化が可能になることを示した。

 同社では、部品単体だけでなくロボットに組み込んでの、高温条件下や液中環境下での各種耐久試験を実施、ユーザーの要求する各種評価データを提供できるとしている。

ロボデックス2023 DIC「DIC.PPSとMID工法を用いて各種センサを一体化した多機能ロボットハンド」 月刊ソフトマター
DIC「DIC.PPSとMID工法を用いて各種センサを一体化した多機能ロボットハンド」

 

リケンブース

 リケンは、小型・軽量・ノンバックラッシ・高減速比の精密減速機「3ローブ型 樹脂波動歯車減速機」を紹介した。新開発の3ローブ機構の採用によって、従来型の波動減速機より高剛性・高精度化が可能にしている。

 素材にスーパーエンプラを使用することで、従来の金属製よりも超軽量で低コストの高精度減速機を実現。導入スペースを削減できる扁平タイプや、配線を内部に通すことができる中空タイプもラインナップしている。

 産業用ロボットや協働ロボット、AGV(自動搬送ロボット)、メンテナンスロボット、医療機器(介護補助ロボット、アシストスーツ)、検査,分析機器、宇宙航空関係など広範な適用が見込まれる。

 減速機参考仕様は、外形=φ50×28.5(コンポネントタイプの外形)、減速比=50(30~10程度のラインナップあり)、定格トルク=5.4N・m(サイズや減速比によって異なる)、定格回転数=2000rpm。

ロボデックス2023 リケン「3ローブ型 樹脂波動歯車減速機」 月刊ソフトマター
リケン「3ローブ型 樹脂波動歯車減速機」