イグス、工具不要で組立時間短縮のケーブル保護管向けに新型内部仕切りを開発

2021年05月12日(水曜日)

 イグスは、フリースパン走行およびスライド走行でケーブルを安全にガイドするケーブル保護管「エナジーチェーンE4Qシリーズ」向けに、新しい内部仕切りを開発した。

 エナジーチェーンE4Qシリーズは、独特な設計により重量を軽減、工具不要で開閉可能なロック機能付きのクロスバーにより組立時間を短縮するが、今回より迅速にケーブルを収納できるよう、汎用セパレーターとロック可能な棚板で構成される新しい内部仕切りを開発した。

 新しい内部仕切りを組み立てるには、まずノッチ付きのクロスバーにセパレーターを取り付け、その後セパレーターの溝へ棚板を挿入。棚板は左右、および内周側・外周側のどちらからでも希望の高さへ差し込み可能で、クロスバーを閉じると、セパレーターは自動的にロックされる。

 確実に固定されるため、高加速度がかかる環境などあらゆる用途に対応可能で、内部仕切りの取り付けを変更したい場合は、内周側または外周側のどちらかアクセスしやすい側からクロスバーを開き、サイドのスライダーのロックを解除して棚板を引き抜く。この新しい内部仕切りは、E4Qの四つのサイズに対応しており、複数の幅を用意している。

新しい内部仕切りを採用した「エナジーチェーンE4Qシリーズ」
新しい内部仕切りを採用した「エナジーチェーンE4Qシリーズ」