ポリプラスチックス、ウェブサイトで「ADASセンサー部品向け材料・技術紹介~センサー部品編~」を公開

2021年01月25日(月曜日)

 ポリプラスチックスは自社ウェブサイトにおいて、記事「ADAS部品向け材料・技術紹介 センサー 部品編~」(https://www.polyplastics.com/jp/product/lines/pbt_adas2/index.html)を公開した。

 自動車業界では現在、Autonomous(自動運転)の実現に向けて、ADAS (先進運転支援システム)の部品が増加している。

 2020年7月の記事「ADAS部品向け材料・技術紹介~アクチュエータ部品・通信機器編~」(https://www.polyplastics.com/jp/product/lines/pbt_adas/index.html)ではアクチュエータ、通信機器について紹介したが、今回は続編としてセンサーの中で、レーダーと前方センシングカメラブラケットに注目、 それらの部品に要求される材料特性と候補材料について紹介している。

 レーダーとは自動車周辺の対象物との距離や方向を正確に検出するセンサーで、レーダーに使用される材料には電波透過性や電磁波遮蔽性が要求される。電波透過性の観点から、レドームにはPBTや吸湿の少ないPPS が候補材となる。また、不要な反射波をふさぐため、ブラケットには電磁波遮蔽性が高い導通・帯電防止の材料が検討されている。記事では、同社の「ジュラファイド® PPS 1140A6」と「ジュラネックス®PBT 330HR」について吸湿による電波透過性の変化を、また、導電グレード「ジュラコン® POM CH-10」、「EB-10」、「ジュラネックス®PBT 7300E」の電磁波遮蔽性を紹介している。

 センシングカメラのブラケットはフロントガラスに接着、固定される。光学的なエリアに散乱光が入らないことが求められるため、不織布を貼り付けるか、金型でのシボ処方が一般的だが、樹脂にレーザー照射を行う方法で市場品とほぼ同レベルの光沢度を得ることができる。記事では、センシングカメラブラケット向け材料として、同社の低反り性を有する「ジュラネックス®PBT 733LD」と「7407」を紹介している。

 記事「ADAS部品向け材料・技術紹介 センサー部品編」は以下で閲覧できる。
https://www.polyplastics.com/jp/product/lines/pbt_adas2/index.html