リガク、アプリケーション自動設定機能を搭載した蛍光X線分析装置を開発

2020年03月19日(木曜日)

 リガクは、定量アプリケーション自動設定機能を備えた走査型波長分散蛍光X線分析装置「ZSX Primus IVi」を開発した。

「ZSX Primus IVi」
「ZSX Primus IVi」


 波長分散型蛍光X線装置は、エネルギー分散型に比べて検出感度およびスペクトル分解能が高く極微量の元素を非破壊で検出する。下面照射タイプは、特に液体、合金、めっき板などの試料に対して、現場での効率的な装置稼働に貢献する。

 主に海外のユーザーから要望の強かった産業別アプリケーションパッケージを拡充。標準試料と分析条件がセットになった「ポリマー用の定量アプリケーションパッケージ」では、ポリマー中の添加剤元素の定量分析なども可能となっている。