積水化成品工業、AI活用で官能評価を定量化したスキンケア用ゲルを開発

2020年11月17日(火曜日)

 積水化成品工業はAI活用で官能評価を定量化したスキンケア用ゲル「テクノゲル®AI-FIT」を開発した。肌にやさしい美容分野のスキンケア用マスク素材として広く使われている「テクノゲル」について、富士通の AI 技術「Zinrai」を活用して開発された化粧品マスク処方提案システムを基に、高保湿などの評価を定量化した。

 化粧品マスクの使用感として「みずみずしい、しっとり感を得られる」といった官能評価の数値化できたことで、より多様なニーズに迅速に対応できる。

 図は高保湿品の定量評価だが、①ブランクとして肌の水分量をコルネオメーターで測定、②各パックを10分間貼付、パックを剥がしてから1時間後の水分量を測定、パック貼り付け前(①の測定値)を1とした時の相対値を算出した結果、従来品よりもしっとり感が持続し、保湿効果(角層水分量)が向上することが定量的に明らかとなっている。
 

積水化成品工業 スキンケア用ゲル