高分子学会、 第35期新会長に秋吉一成氏(京都大学)

2020年06月29日(月曜日)
秋吉会長
秋吉会長

 高分子学会は6月10日に「第69回高分子学会定時代議員総会および第228回理事会」を開催、秋吉一成氏(京都大学)が第35期新会長に就任した。

 秋吉新会長は会長就任にあたり、「高分子科学は、シュタウディンガーが高分子説を発表して以来100年が過ぎ、先人のたゆまぬ努力により大いに発展してきた。高分子学会にとっても、今期は創立70 周年という節目を迎える。これまで受け継がれてきた高分子科学という学問は、着実に我々の生活に根付き、人類の幸せに貢献してきた。これからも、時代を革新する重要なサイエンス&テクノロジーであることは間違いない。学問(両輪としての基礎と応用)の継承と深化、持続的で豊かな未来社会創造に貢献する魅力ある学会であり続けるように努めていきたい。昨今の状況は、社会そして学会運営においても大きな変化をもたらす事態となっている。会員各位との対話と絆を大切にし、学会として、何ができるのか、何をなすべきかを考えていきたい。協力を心からお願いしたい」と語った。