凸版印刷は、セルロースナノファイバー(CNF)をコーティングした紙カップ「CNFエコフラットカップ」を開発した。
日本製紙グループとともに性能改善に取り組んで開発したCNFをコーティングした原紙を使用することにより、高いバリア性を付与。凸版印刷の高度な成型技術を活かし特殊加工を施した完全密閉構造により、商品の長期保存化を実現した。
これにより、今まで固形食品用途にしか使用できなかったCNFを用いた紙カップを飲料などの液体用途としても使用することができる。また、従来の飲料向けプラスチックカップと比較して、プラスチック使用量を約50%削減することが可能となった。さらに、バイオマス素材であるCNFを使用しているため、CO2排出量を約20%削減する。