イグス(https://www.igus.co.jp/)は、ロボットに装備されるケーブル保護管「エナジーチェーン」用に2種類のPUR外被ハイブリッドケーブル「CFSPECIAL.792.015」と「CFSPECIAL.792.016」を開発した。
大規模な製造設備で産業向けロボットを効率的に使用するためには、直行動作用の第7軸が必要になることが少なくない。配電盤からロボットまで軸を通って安全な電力供給を行うケーブルとして、イグスは、Fanucロボット用にPUR外被ハイブリッドケーブル「CFSPECIAL.792.015」と「CFSPECIAL.792.016」を開発した。
第7直動軸に沿って長距離走行するケーブルでは、コークスクリュー等によるケーブル破損を回避することは極めて重要だが、新ケーブルは、同社のその他の可動用ケーブル「チェーンフレックス」ケーブルと同様に、束撚り構造を採用し、高速動作でもコークスクリューなどの破損が発生しにくい。
また、長距離走行に適した耐久性を備えているほか、耐衝撃性に優れ、難燃性でハロゲンフリーとしている。耐油性/耐クーラント性、耐加水分解性、耐微生物劣化性もあり、機械的にも電気的にも要件を満たしている。
イグスでは、Fanuc用以外にもABB、KUKAロボット向けのラインアップも取り揃えている。