京急グループ、臨港バスに光触媒コーティングで抗菌・抗ウイルス対策

2021年04月12日(月曜日)

 京急グループの川崎鶴見臨港バスは、顧客が安心してバスを利用できる環境を提供するため、抗菌・抗ウイルス対策として臨港バスの所有する全路線バス車両に光触媒コーティング剤を順次施工する。2021年3月2日からコーティング済み車両を運行し、3月末までに全車両(379両)に対策を完了する予定で、対策が完了した車両には、抗菌・抗ウイルスコーティング済みステッカーを掲出する。

 今回使用するコーティング剤は、キャンディル( https://www.candeal.co.jp/ )の光触媒コーティング剤「レコナ エアリフレッシュ」で、同コーティング剤をバス車内に噴霧し抗菌・抗ウイルス空間を形成することで新型コロナウイルスの感染拡大防止とバス利用に対する安全・安心感を醸成する。

 同コーティング剤は、日本食品分析センターの試験により抗菌効果を実証済みであるほか、キャンディル、大和ハウス工業、奈良県立医科大学、MBTコンソーシアムとの4者共同検証により新型コロナウイルス感染症の病原ウイルスである「SARS CoV 2」の不活化も検証確認済みであるなど、抗菌・抗ウイルス対策として高い効果が期待できるものだという。

 臨港バスでは従来から、顧客への感染予防の取組みとして従業員のマスク着用、出社時の体調確認、手洗い・うがい等を徹底しているほか、全車両5日に1回のバス車内の定期消毒作業の実施、換気扇の常時使用による約3分でのバス車内の空気を入れ替えなど感染リスクの低減に努めている。
 

京急グループ コーティング作業のもよう
コーティング作業のもよう