“やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」の第2号となる2018年5月号が5月5日に小社より発行された。
今号の特集は「自動車におけるソフトマターの適用」。同特集では、低燃費性能·グリップ性能·耐摩耗性能を同時に向上させるタイヤ技術や、車体の軽量化と高強度化に貢献するセルロースナノファイバー(CNF)、電動化対応のダンパーやブレーキ、バッテリーなどに貢献する磁気粘性流体や磁性流体といった各種ソフトマターの研究開発の動向とそれらの適用について紹介している。
特集:自動車におけるソフトマターの適用
◇量子ビームを利用した低燃費タイヤ開発と性能向上・・・住友ゴム工業 岸本 浩通
◇セルロースナノファイバー材料の自動車分野への導入実証・評価・検証・・・京都大学 臼杵 有光、小尾 直紀
◇自動車用MR流体ダンパの開発・・・KYB 齋藤 啓司
◇超小型EV向けMR流体ブレーキの開発・・・曙ブレーキ中央技術研究所 道辻 善治
◇自動車におけるペルチェ素子·磁性流体の適用・・・フェローテック 八田 貴幸 氏 に聞く
連載
Cover Story・・・自動車の軽量化・耐久性を支えるポリマー技術
Activities・・・ソフトマター中性子散乱研究会
Newsトピックス
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