DICは、バイオベース原料で製造したポリエステル系可塑剤(「バイオマスマーク(バイオマス度100%)」認証取得)「ポリサイザー W-1810-BIO」を開発した。安全性でもJHP規格の確認証明書を取得し食品接触材料への使用が可能。ポリエステル系可塑剤の特徴である柔軟性、耐久性の点でも、従来製品と同等の性能を有する。
可塑剤は、塩化ビニル樹脂(PVC)を中心とする熱可塑性樹脂に柔軟性を与えるとともに、最終製品の生産時に加工や成形をしやすくする添加剤で、柔軟なPVC製品中には、数十%以上添加されることもある。食品用ラップフィルムや、食品工場やレストラン等で使用されるゴム手袋などの食品接触材料、自動車内装材、家電製品の電源ケーブル被覆材など多岐にわたる。