イグス、状態監視できる高性能ソフトマター製耐摩耗スライドレールを開発

2019年11月19日(火曜日)

 イグスは、機械やプラントで高速・長距離スライド走行を行うエネルギー供給システムのケーブル保護管「エナジーチェーン」が安定稼働できるよう、5m/秒を超える高速用に耐摩耗性に優れた高性能樹脂を開発・適用して、従来比5倍の耐久性を確保した高性能樹脂製耐摩耗スライドレールを開発した。自動車製造のリニアロボットや、工作機械のガントリー、7軸ロボットなど、幅広い適用が可能。

状態監視できる高性能樹脂製耐摩耗スライドレール
状態監視できる高性能樹脂製耐摩耗スライドレールのイメージ図

 

 同スライドレールは、新開発EC.Tセンサーによる監視も可能にした。レールの摩耗によりセンサー内部のループ回路が露出、破損し通電が途絶えた場合、寿命計算のアルゴリズムに基づき次回保守までの日数が通知される。インダストリー4.0に対応した計画的な保全作業を実施でき、高速・安全な運転を実現できる。