パーク・システムズ・ジャパンは、は、人工知能搭載によりセットアップからスキャンまで一連の流れを自動制御する原子間力顕微鏡(AFM)「FX40」のパフォーマンスを強化するために特別に設計された新しいコントローラ「Park FXコントローラ」の発売を開始した。追加のハードウエアを必要とすることなく、接触共振圧電応答顕微鏡(CR-PFM)などの最先端のアプリケーションが可能となる。
新しいFXコントローラには、前機種と比較して以下の大幅な機能強化が導入されている。
• 最大八つのロックインアンプをサポート:ロックインアンプのチャンネル数を最大8チャンネルまで拡張することで、従来の四つ以上のチャンネルを必要とする新しいアプリケーションに対応できるようになる
• チップバイアス変調帯域幅の拡張(最大5MHz):帯域幅を最大5MHzまで拡張することで、接触共振PFM(CR-PFM)に対応可能となる。これは材料特性の研究を進める上で重要
• より高速なイーサネット接続による迅速なデータ・画像処理:1Gbpsのイーサネット接続にアップグレードすることで、素早いスペクトロスコピーアプリケーションのデータ処理と迅速な画像の更新が実現
• 安全性と利便性の向上:AFMヘッドの衝突防止機能によって、サンプルを保護。電動ステージを手動で動かしている場合でもFXコントローラのDSPがAFMヘッドの衝突原因となる異常信号を認識し、全ステージを停止させることによって衝突を防ぐ
本年3月以降に製造されるFX40には新しいFX コントローラが搭載されている。