三菱ケミカルグループの植物由来の生分解性樹脂「BioPBS™」がフロイント産業の食品品質保持剤「アンチモールド・マイルド®EF(Environmentally Friendly)」の小袋の内面(シーラント層)に採用された。食品品質保持剤への採用は初めてで11月よりフロイント産業から販売されている。
BioPBS™は自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解される。アンチモールド・マイルド®は、粉末化したエタノールを小袋に充填した製品で、菓子やパンなどと一緒に包装することにより、蒸散するエタノールガスの作用で食品に付着している微生物の繁殖を抑制し、カビなどの発生を防ぐ。
今回の採用製品では、小袋の内面にはBioPBS™を、外面には紙を使用。小袋全体が生分解性素材で構成されているとともに、80%以上のバイオマス度を実現している。