クラボウ 環境メカトロニクス事業部は、化学組成の定性/定量分析に利用される赤外分光技術によって測定したい層や成分に狙いを定めて測定する「赤外吸収式膜厚計』を開発した。
プラスチックフィルム製造ラインやコーティングラインなど、様々な現場のオンライン計測の幅広いニーズに対応できる。
ラミネートフィルムの製造ラインでは基材の影響を受けずに接着剤のみを狙って測定。デラミネーション防止に不可欠な接着剤の配合比率や塗布量を検知できるほか、ポットライフの管理にも貢献できる。
また、リチウムイオンバッテリーの製造ラインでは、セパレーター基膜だけでなく、各種耐熱コートの厚みも各層個別かつ同時に測定できる。